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笑顔に会っただけでⅡ

                                                              2024.12.6(金)


昨日、東京に行ってきました。


お昼をとる時間がないかもしれないので、駅の近くのコンビニでチョコバーとお煎餅と飲み物を買いました。


時間がせまっていたのでちょっと急いでいました。


レジの方に「レジ袋はお入用ですか?」と聞かれ、


「結構です。」と言ってカバンの中からエコバックを出しました。


それをテーブルの上におくと、「中にお入れしますね。」と言って、慣れた手つきでぱっぱっと入れてくれました。


「ご親切にどうもありがとう。こんなサービスを受けることあまりないので嬉しいです。」


と言うと、


「そうですか、ありがとうございます。嫌がる方もいるのですが、お急ぎのようだったので・・・」と笑顔を向けてくれました。


その笑顔に、なぜかさっきまでの焦りがスーッと抜けていきました。


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東京で用事が終わり、夕方電車に乗りました。


少し混んでいました。


一つだけ席が空いていたので、一緒にいた友人が「そこ、空いている」と言って席の近くに立っていた私に促しました。


座ろうとした瞬間、その席の右隣に座っていた青年がパッと立って「どうぞ。」と私の友人の方に席を促してくれました。


今、「どうぞ。」と書いたけど、小さな声で聞こえなかったのか、そう言った気がしたのか、うろ覚えです。


ホンの一瞬の出来事でした。


運動選手みたいな瞬発力で、立ち上がり、その時も笑顔を向けられました。


イケメンでした(笑)


今、「イケメン」と書いたけど、一瞬の笑顔で、そう見えただけなのかもしれないけれど、「かっこいい!」と私の心は確かに感じました。


心がポカポカしました。


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私の母は、名も知らない若い男の子に、大変な親切を受けたことがありました。


その時になんとしてもお礼がしたくなったそうですが、返すものが何もなく、とても残念だったと話します。

私は、よくその話を母から聞かされ、うんざりしていました。

お礼にお金や物を渡す行為自体がなんだかいやらしいし、“おばさん”と言う感じで嫌だったのです。


男の子にしてみれは、そんなこと当たり前だと思ったのかもしれないし、そこに居合わせたら私でもそうしたよ、と反感を覚えたものです。


しかし、昨日、なぜか母の思いが急にわかったのです。

年齢を重ねてみないとわからないことって、いろいろあるな・・・としみじみ実感しました。


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昨日は名も知らない若い人から受けた親切と、向けられた笑顔に、心が軽く穏やかに変化した自分を発見しました。


そして、「笑顔」は最高の社会貢献なのではないか、と強く思いました。

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